あ,クルミが転がっていく

今年の北海道は台風の当たり年になり道東を中心に農作物の被害が拡大しています。そしてまた台風の接近で写真撮影もしばらくお預けになっています。森の生き物達はどんなに強い風が吹いても大雨になってもじっと堪えなければなりません。そう考えると人間って幸せだなとつくづく思います。エゾリスがクルミを持って木によじ登りました。いつもは1つだけ持ちますが,偶然クルミが枝に2つ付いていたのでそのまま持って上がりました。やはり2つのクルミを同時に持つ事は出来なかったようで,手から滑り落ちたクルミはコロコロと地面に落ちていきました。しばらくすると蝉の鳴き声が聞こえて,ヒヨドリが蝉を補食していました。エゾリスもたまに蝉を食べます。食べる者、食べられる者、森では毎日のように繰り返されています。
エゾリスが枝に付いた2個のクルミを木の上に持ち上げて食べ始めました。

するとクルミは手から滑り落ちて転がっていきました。慌ててクルミを追いましたが地面に落ちたクルミを再びエゾリスが食べる事はありませんでした。なぜ諦めてしまうのか、はっきりとした理由はわかりません。諦めが早いのもエゾリスの特長かもしれませんね。

オスの蝉は鳴くのですぐに鳥達に見つかり食べられてしまいます。食べられている蝉のほとんどはオスですが、メスの蝉は子孫を残す大事な役目があります。オスの蝉はメスの代わりに食べられているのではないでしょうか。

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