ヒナにエサをあたえるのはハヤブサのオスの仕事ですが、直接巣に持っていく時もあれば、写真のように一旦メスにエサを渡すこともあります。飛びながら空中で受け渡す事もあり,以前のグログで紹介しました。ハヤブサのオスは2時間に一度の割合でエサを運んできます。どうやら巣には複数のヒナが誕生しているようで,去年さぼり気味だったオスのハヤブサは今年はよく働いています。春の小鳥の渡りのシーズンも終わり6月はアオバトの渡りが始まります。室蘭周辺では3カ所のアオバトの繁殖地があり,この日もハヤブサのテリトリーの上空を3羽のアオバトが絵鞆半島方面に向かって飛んでいきました。アオバトは本州方面から渡って来るはずなんですが,不思議な事に北の方から飛来してくるアオバトを良く見かけます。推測ですが,アオバトはまず北海道に渡り近くの森でしばらく待機します。海岸線の柏の木の葉が生い茂るのを森の中で待っているのです。柏の木の葉は他の樹に比べて2週間ほど葉の出るのが遅れます。私の自宅の裏山にもアオバトが6月の始め頃1週間くらいいた事があります。このアオバトが絵鞆半島のハヤブサの子育てに無くてはならない食糧となります。
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オスのハヤブサがメスの所までエサを運んできました。メスは鳴きながらエサを要求します。 |
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エサは小鳥と思われます。小さくても貴重なヒナのエサになります。メスのハヤブサは足早に巣に向かって飛び立ちました。 |
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