ハヤブサのヒナ、巣立ちの準備

今年の北海道の6月は雨降りばかりで野鳥の撮影に行く機会が少なくなっています。雨降りばかりのその原因は太平洋高気圧の勢力が弱く本州付近の梅雨前線を押し上げる力が弱いからです。台風がまだ一つも発生していないのも気になりますね。関東の方では梅雨の時期にも関わらず水道水の取水制限になっているところも出始めました。ハヤブサのヒナはこの雨の中もしっかり成長していて羽ばたきの練習を始めました。この羽ばたきが始まると巣立ちも秒読みに入ります。もうしばらくすると親鳥はヒナにエサを与えなくなります。こうして体重が軽くなったヒナは飛び立ちやすくなり,親鳥は餌を持ったまま近くの岩場に止まります。空腹に耐えられなくなったヒナは否応無しに巣から出て親の元に行かなければいけません。親鳥はこうしてヒナの巣立ちを促します。
ハヤブサのヒナの羽ばたきが始まりました。羽ばたいているのは兄さんの方のヒナです。弟はまだ羽ばたきはせず,兄さんヒナの様子を見ています。

僅かな期間でハヤブサのヒナは立派な若鳥になろうとしています。夏の終わりの9月にはここで生まれたヒナは親鳥から追い出されます。ヒナを見ていてかわいそうになるくらい親鳥からの激しい威嚇があり、このテリトリーから出て行く事を悟ったヒナは一羽ずつ放浪の旅に出ます。

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