冬の渡り鳥、ヒレンジャクの集団

今年の冬のキレンジャク、ヒレンジャクともにこの地区に飛来した数は年々減少傾向にあります。繁殖地のシベリア東部アムール川流域の開発が進んだ結果生息地が減少した事が原因のようです。北海道にはヒレンジャクはほとんど飛来しませんが,今年は60羽程度の集団が室蘭市内に3週間ほど滞在し、ハイタカに追われながら隣町を行き来して場所を変えて、ナナカマドの実が無くなった頃どこかに移動していきました。警戒心が非常に強く僅かに動くものにも敏感に反応して写真を撮るのも難しい鳥です。
ヒレンジャクは最初1,2羽が偵察にナナカマドの木に飛来して,安全が確認されると残りの集団が一斉にナナカマドのみに群がります。

ヒレンジャクは短時間で出来るだけ多くのナナカマドの実を食べます。何かの拍子で一羽のヒレンジャクが飛び立つとヒレンジャクの群れは反射的に飛び立ちます。ヒレンジャクの飛び方を見ているとハイタカに狙われやすい直線的な飛び方をしています。ヒレンジャクはからだがずんぐりしていて,翼が短くあまり器用な飛び方は出来ないようです。

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