高速で飛ぶハヤブサ

ハヤブサが狩りをするときは，必ず高い所から獲物を狙います。ハヤブサは猛スピードで飛ぶイメージがありますが，自分の翼の力で出せる速度は，鳩と同じくらいです。ハヤブサが飛翔速度を上げるために利用するのが、追い風と重力落下です。ハヤブサが時速300キロ以上出したとか聞いたことがあると思います。それは重力落下により出たスピードです。人間も同じようにパラシュートを付けて落下すれば，同じくらいの速度になるでしょう。人間とハヤブサの違いはそのスピードをハヤブサはコントロール出来ることです。ハヤブサはそのスピードに耐えられるだけの強靭な翼を持っている訳です。ハヤブサが最高速度になるとカメラのファインダーでその姿を捉える事は困難になります。何度か撮影に挑戦して1度だけ偶然撮る事に成功しました。

ハヤブサが獲物を狙うときの翼の形です。このハヤブサ独特の姿を小鳥達が見ると，小鳥達は震え上がり身を隠します。

ハヤブサが最高速度に達したときの翼の形です。この体勢で時速300キロ以上の速度に耐える事が出来ます。ハヤブサの凄さはそのスピード域でも自在に自分のからだをコントロール出来る事です。海上で獲物を狙うときは上空から落下しますが，その時のスピードは瞬間ですが、秒間約80メートルに達します。