クマゲラのヒナが無事に巣立ちました。

胆振の山深い森ではクマゲラのヒナが3日かけて巣立ちました。6月9日は1羽、親鳥を追いかけてそのまま巣からでてしまい、巣に戻れなくなり巣立って行きました。10日は通常の巣立ちで私は仕事で撮影には行けませんでした。残りの1羽はオスで午前7時5分に親のあとを追い巣立って行きました。ヒナの数は3羽が確認されていましたが、4羽いたんですね。ヒナが巣立つ瞬間は一瞬です。瞬きも出来ずにファインダーの中のヒナの動きに集中します。飛び出す瞬間は事前にわかります。ヒナのからだ全体に力が入り、その瞬間シャッターを押さないと間に合いません。時間にして0.2秒くらいです。ヒナは60mほど飛んで鳴いていましたが、探しても見つけることは出来ませんでした。5月の末から撮影したクマゲラのヒナの成長を追って紹介します。

クマゲラのヒナが巣だった瞬間です。シャッターを押した時はまだクマゲラは巣の中にいました。タイムラグがこれだけあるんですね。

AIサーボにしていたのでピントはクマゲラを追っています。

3枚目の写真は西の方に向きを変えて飛び去っていきました。

最後の巣での給餌にオスがやってきました。

エサを僅かに与えました。15秒くらいでオスの親鳥は巣から離れました。それから1分位してヒナが飛び立ちました。