戯れるハイタカの兄弟

巣のそばに止まっていたハイタカの兄弟が親鳥からエサをもらったようです。地上に降りてエサの奪い合いをしていました。よく見るとエサではなく松ぼっくりでした。それにしてもその奪い合いは真剣そのものです。カワセミの若鳥も水中に居る魚に見立てて枝のかけらを水中から拾う練習をする事が有ります。この時期は色々な経験を積んでハイタカの若鳥は成長して行くようです。秋の渡りの時期があと2週間に迫りました。最初に飛ぶのがハチクマです。ハチクマは蜂の巣ばかりをエサにしている訳では有りません。猛禽ですから小鳥も狙います。ハイタカは渡りの期間が最も長い猛禽です。この頃になると今年生まれた若鳥も小鳥の群れを追いかけて狩りをしながら南下して行きます。狩りに慣れていないハイタカの若鳥にとってたくさんの小鳥の群れに混じって移動して行くのは、自力でエサを確保する絶好の条件ですね。昨年はハイタカの移動数が少なかったですが、今年はどうなるのか今から楽しみです。

エサの奪い合いが始まったかに見えましたが、

ハイタカが持っているのは松ぼっくりです。

本気で争っていますね。

その勢いで松ぼっくりがすっ飛んで行きました。

エサでない事が何となくわかったようです。

単なる遊びだったのかもしれません。こうして遊びを通してハイタカの若鳥は成長して行きます。

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