チゴハヤブサが飛ぶ
あと1週間で11月になり北海道は本格的な冬を迎えます。道央圏よりも北で育ったチゴハヤブサの若鳥はこの時期になっても絵鞆半島を通過して行きます。多い日で3〜4羽のチゴハヤブサが渡って行きますからシーズン全体では200羽ほどの個体が南に向って飛んで行きます。本州に渡ったチゴハヤブサの移動経路は日本海側沿岸と太平洋側沿岸に分かれると思います。どれくらいの割合でこの2つの経路を渡るのかはよくわかりませんが、愛知県の知多半島を200羽ほどチゴハヤブサが渡ると、猛禽研究の第一人者W氏が教えてくれました。チゴハヤブサは数千キロの旅をして東南アジアで越冬して来年の6月にまた北海道に戻って来ます。秋の渡りはよく見かけるチゴハヤブサですが、春の渡りは見た事がありません。おそらく飛行ルートが違うんでしょうね。
写真は10月22日のチゴハヤブサです。 |
チゴハヤブサは西風に乗り突然目の前に現れました。 |
一度海上に向いましたが、旋回してこちらに戻って来ました。その後地球岬灯台の方に飛んで行きました。 |
22日のハイタカです。朝6時から9時までの間に30羽のハイタカが飛びました。このハイタカはからだ全体が小さく見えるのでオスの成鳥と思われます。 |
オスの成鳥のようですが、ハイタカは個体ごとに特長が異なるので識別が難しい猛禽です。 |
メスの成鳥のようです。メスは頭の大きさの割合と身体の大きさの割合で判断します。この個体は頭が小さく見えてからだが大きく見えるのでメスと判断出来ます。 |
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