メスのハヤブサ,カモメに体当たり。

ハヤブサがヒナに与える餌は獲れる時と獲れない時があり、えさを探しにオスのハヤブサは3,4時間帰ってこない事があります。ヒナの側で待つメスのハヤブサはイライラも頂点に達し,眼前を平然と飛ぶカモメに八つ当りします。見ている方にはそう見えますが,襲っているハヤブサは案外本気なのかもしれません。ハヤブサは雑食の鳥を食べる事はあまりしません。雑食の鳥の肉は美味しくないのでしょうか。ハヤブサは穀物だけ食べるハト類は特に好んで食べます。襲われたカモメもいい迷惑で、カモメは本来天敵などいませんから北海道の海岸はカモメだらけです。5月に鮭の稚魚を河川から放流しますが,河口付近でカモメが待ち構えていて大量の稚魚を海に出る前に食べてしまいます。ハヤブサに襲われ少し怖い思いをしてもいいのかもしれませんね。これからカモメの幼鳥が卵から孵り始めます。ハヤブサは巣にいるカモメのヒナを襲う事もあり,カモメの幼鳥も食べることがあります。カモメの天敵はハヤブサだけかもしれません。
メスのハヤブサが近くを通りかかったカモメに向かって猛スピードで突っ込んでいきます。

ハヤブサの爪がカモメの背中に当たったようです。カモメの羽が飛び散っています。

それでも諦めずにハヤブサは執拗にカモメを漁港の方まで追っていきました。逃げるカモメの必死です。

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