春の渡りのハチクマ

昨年の9月に本州方面に渡って行ったハチクマが北海道に戻って来ました。9月の渡りの時は絵鞆半島を経由して噴火湾を渡る事は知られていますが,春の渡りのルートははっきりとは分かっていません。有珠の善光寺でオオルリの撮影をしていたら3羽のハチクマが一度旋回してそのまま室蘭方向に飛び去って行きました。ハチクマの飛行ルートはおそらく噴火湾の海岸線を北上して来たものと思われます。善光寺の森は海岸に近いのでその上空を飛行して行ったのでしょう。本州から舞い戻るルートのハッキリしない野鳥にアオバトがいます。1週間前に洞爺湖に近い森でアオバトの独特の鳴き声を聞いて探していたら高い木の枝に留っていました。オアバトの飛行ルートもよくわかっていません。アオバトが海岸近くの森に現れるのは6月中旬で柏の葉が生い茂った頃です。どうやらアオバトは柏の葉が生い茂るのを少し離れた森の中で待っているようです。室蘭の海岸線で5月の末頃からアオバトを目撃しますが,決まって北の方から10羽程の集団で飛んで来ます。アオバトは1ヶ月程早く北海道に渡って来て内陸の森の中で待っているようです。謎の多いアオバトの季節ももうすぐです。
褐色型のハチクマです。私の頭上を偶然3羽のハチクマが飛んで行きました。
渡りの途中だったのであっという間にハチクマは北の方に飛んで行きました。飛行ルートは上空からよく見える海岸線上空を飛んでいるようです。春の渡りのハチクマは初めて見ました。

洞爺湖に近い森ではアオバトが早くも渡って来たようです。この時は1羽しかいませんでしたが,集団の数を増やしながら海岸近くに移動します。絵鞆半島ではこの時期アオバトはハヤブサに補食されます。


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