ハヤブサが飛んでいます。

ハヤブサの繁殖期は3月中旬から8月くらいまで続きます。今はメスのハヤブサが断崖の巣で卵を暖めています。巣の材料などは一切使わずに,断崖の巣に適した岩棚に直接卵を産みます。巣を選ぶ条件は蛇やキタキツネなどが近づけない垂直に切り立った断崖の場所を選び,もう一つ重要な事は朝日が一番に当たる場所です。北海道では4月でも朝晩の冷え込みが氷点下に下がる事もしばしばで、卵を少しでも早く太陽の熱で暖める事が出来ます。ヒナは5月の上旬に卵から孵り,6月の上旬から下旬にかけて巣立ちます。その年の春の気温が巣立ちの時期に大きく左右します。4月はオスのハヤブサも頻繁に狩りをして、巣の近くでメスに空中でエサを渡したりします。多いときは1日2回のエサ渡しがあります。
獲物を捕まえるために飛び立ちました。ハヤブサの翼は先端が長くとがっています。これは長距離飛行の際、省エネで遠くに長い時間飛ぶのに有利な翼をしています。移動距離は北海道からカムチャッカ半島を経由してアラスカまで飛ぶ事も出来ます。


そして翼を縮めるとハヤブサ独特の飛行体型になります。風の影響を受けにくく、高速でも自在にからだの向きを瞬時に変える事が出来ます。動きの速い小鳥を捕まえられるのもハヤブサの独自の翼があるからです。

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